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2017年2月 9日

荒木奏美が語るハインツ・ホリガー

ホリガーも認める、若き俊英・荒木奏美

 

ハインツ・ホリガー オーボエ・トリオ」公演ではホリガーから共演者として指名され、現在注目度ナンバーワンのオーボエ奏者・荒木奏美(東京交響楽団首席オーボエ奏者)が出演。2つのベートーヴェン作品とホリガーとの共演について伺いました。

 

-ベートーヴェンの2つのトリオ作品
ベートーヴェンの作品ではよくオーボエに美しい旋律が与えられますが、オーボエのための作品は今回演奏するラ・チ・ダレム変奏曲と、三重奏曲 ハ長調 作品87の2曲のトリオだけで、ベートーヴェンのオーボエへの思いが感じられると思います。またベートーヴェンの作品には珍しく、どちらの曲にもイングリッシュホルンが使われているところも興味深いところです。
演奏会のオープニングにもふさわしい、モーツァルトのラ・チ・ダレム変奏曲(オペラ「ドン・ジョヴァンニ」より"お手をどうぞ"による変奏曲)はベートーヴェンの編曲技術、そして3人の技巧的なパッセージもお楽しみ頂けるのではないでしょうか。
一方の三重奏曲はベートーヴェンの交響曲に見られる緻密な構造や、美しい旋律を凝縮した大変充実した曲です。

 

-ホリガーとの共演について
ホリガーさんとの共演は2015年に1回、東京交響楽団の指揮者としていらっしゃった際にドビュッシーや現代曲、ホリガーさんの作品を演奏しました。
このとき私は最も尊敬するホリガーさんと同じステージに立てることに興奮し、目の前で起こる特別な光景に驚いてばかりでした。リハーサルではこだわりを持ち続け、音楽に全身全霊をささげるホリガーさんの姿がとても印象的でした。ホリガーさんの指揮を通すと、聴こえてくる音が何倍にも増していったのを覚えています。
今回はトリオで共演しますが、ホリガーさんの大きなエネルギーを間近で受けられることは私にとって大変幸せなことです。そのエネルギーで自分がどのように反応するのか、何を発信していくのか予想できないことが楽しみでなりません。

 

ハインツ・ホリガー オーボエ・トリオ 6月11日(日)14:00開演
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