ネストル・マルコーニ（バンドネオン）　Néstor Marconi,Bandoneon

1942年、アルゼンチン出身。バンドネオン奏者、作曲家、編曲家、指揮者。
アルゼンチンを代表するポピュラー音楽のコーネックス賞『10年に一人のタンゴ演奏家』のうちの一人に3度選出される。1970年代より演奏活動を開始し、アストル・ピアソラとオラシオ・フェレールによるタンゴ・オペリータ「ブエノスアイレスのマリア」への参加や、オクテート・ブエノスアイレスと歌手ロベルト・ゴエネチェよる『タンギッシモ』公演で日本ツアーを敢行。ドン・コスタ指揮のオーケストラで、歌手のフランク・シナトラとも共演する。1990年代よりクラシック音楽界に活動の場を広げ、これまでにマルタ・アルゲリッチ、ヨーヨー・マ、シャルル・デュトワなど、一流アーティストが手がけるコンサートに出演。
世界各地のオーケストラや舞台で演奏活動を行う他にも、映画音楽の制作やアルゼンチン国立タンゴオーケストラの指揮を担当し、多岐に渡り活動している。

朴葵姫（ギター）　Kyuhee Park,Guitar

日本と韓国で育つ。3歳でギターをはじめ、これまでに荘村清志、福田進一、Aピエッリ各氏に師事。東京音楽大学を経て、2014年ウィーン国立音楽大学を首席で卒業。2016年アリカンテクラシックギターマスターコースを首席で卒業。2005年小澤征爾指揮によるオペラ公演に参加。2007年ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、2008年コブレンツ国際ギターコンクール第2位(1位なし)、ベルギー“ギターの春2008”第1位(コンクール史上アジア人・女性として初)、リヒテンシュタイン国際ギターコンクール第1位、2012年アルハンブラ国際ギターコンクール第1位&聴衆賞、2014年ポーランドのJan Edmund Jurkowski記念ギターコンクール優勝。他多くの主要国際ギターコンクールで優勝・受賞。N響、都響、読響はじめ多くのオーケストラと共演を重ねる。 録音は「スエニョ〜夢」、「ソナタ・ノアール」(フォンテック)、「スペインの旅」「最後のトレモロ」、「サウダーヂ-ブラジルギター作品集-」「FAVORITE SELECTION」「Harmonia-ハルモニア-」(日本コロムビア) リリ-ス。いずれも異例のヒットとなり、多数レコード芸術誌特選を獲得している。2020年デビュー10周年を記念した初のセルフプロデュースアルバム「Le Depart」を制作し、第14回CDショップ大賞2022・クラシック賞受賞。
欧米、韓国、台湾他国内外のギターフェスティバルへ招かれるなど世界的にも注目を集める。