コンサート情報

2023年10月17日(火) 19:00開演(18:30開場)


ヤコブ・ファン・エイク
「笛の楽園」濱田芳通
わが心の灯~リコーダーと声楽による~

  • 託児

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logo_ah.gif朝日新聞社/浜離宮朝日ホール

出演

リコーダー 濱田芳通(音楽監督)
ソプラノ  中山美紀
テノール  中嶋克彦
オルガン  上羽剛史

濱田芳通ⓒATSUKO ITO(Studio LASP)  (右上)中山美紀  ©️István Kohán (右中央)中嶋克彦  (右下)上羽剛史
濱田芳通ⓒATSUKO ITO(Studio LASP)  (右上)中山美紀 ©️István Kohán (右中央)中嶋克彦  (右下)上羽剛史

内容

古楽アンサンブルアントネッロのリーダーで、リコーダー・コルネット奏者の濱田芳通が、ヤコブ・ファン・エイクによるリコーダーの大規模作品「笛の楽園」を2日間に渡り演奏。

「笛の楽園」は、約150曲というリコーダーのために作曲された作品集としては最大規模。当時の流行歌や民謡、舞曲に基づく楽曲は、エンターテイメント性も兼ね備え、魅力的なメロディや巧みな描写はリコーダーを学ぶ人のみならず、誰でも楽しめる。

17日はリコーダーと声楽のアンサンブルが登場。濱田ならではの躍動感と生命力に満ちた演奏を届ける。

 

【演奏予定曲】

ヤコブ・ファン・エイク:

◎口達者な老人と若い娘の対話〜ラメールツ翁とジャネッテちゃん
◎ああ、眠りよ、甘き眠りよ(さらば、親愛なる愛よ[ロバート・ジョーンズ原曲])
◎おいで、もう一度[ジョン・ダウランド原曲]
◎彼女はわが過ちを許してくれようか[ジョン・ダウランド原曲]
◎わが心の灯 
◎この甘きセイレーン[ジョヴァンニ・ジャコモ・ガストルディ原曲] ほか 

*曲目は変更になる場合がございます。

 

10/18(水)「起きろ、起きろ、狩へ行くぞ!~リコーダー・カルテットによる~」はこちら
 

■公演に向けて ~メッセージ動画が届きました!!~

是非ご視聴ください♪ 動画は《こちらをクリック》

 

■公演に寄せて ~メッセージ~

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「笛の楽園」とは一体どのような所なのでしょう?それは天国にあるのでしょうか?そこではどんな笛の音が鳴り響いているのでしょうか?

「笛の楽園」は17世紀オランダの盲目の音楽家ヤコブ・ファン・エイクが出版した、リコーダーの為の曲集のタイトル。彼の思い描いた「笛の楽園」は当時のヒットソングを変奏しながら、思いっきり楽しく、時には憂いを帯びて幻想的に繰り広げられ、これこそ天上の音楽!という気がしてなりません。

17世紀のオランダと言えば、日本とも交流がありました。当時のオランダ人は日本の着物や陶器の大ファンだったことをご存知ですか?そして「笛の楽園」の元となった歌曲の数々は、もしかしたら長崎の出島などで奏でられ、我々の先祖が耳にしたかも知れません。

さて、皆様も天国に行かれる時、学校で吹いたリコーダーを一応持参しましょう!そうすれば「笛の楽園」に辿り着けるかも知れません。そこで耳にする「音」はその昔、浜離宮で聴いたな...、そんな風に思って頂けるよう頑張ります! 

濱田芳通

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■ 【掲載情報】Interview

ぶらあぼONLINEにインタビュー記事掲載中!是非ご覧ください。
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チケット価格

各¥5,000、2日間セット券¥9,000(全席指定・税込)

チケット申し込み

朝日ホール・チケットセンター
TEL:03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)
朝日ホール・チケットセンター
♪2日間セット券のWEB購入はこちら
URL:https://asahihall-ticket.jp/entry?user=csas&act=FUEset
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公演に関するお問い合わせ

朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)

出演者プロフィール

濱田芳通(リコーダー/音楽監督)

我が国初の私立音楽大学、東洋音楽大学(現東京音楽大学)の創立者を曾祖父に持ち、音楽一家の四代目として東京に生まれる。リコーダーとコルネット(ツィンク)のヴィルトゥオーゾとして唯一無二の存在感を放つ。国内外において多数のCDをリリースし、いずれも高い評価を受けている。近年では2022年秋に、本公演のテーマでもある17世紀最大の管楽器集「笛の楽園」から抜粋盤(KKC090)をリリース。レコード芸術誌<特選盤>に選出され、「内的なリズムのエネルギーと躍動感に満ちた“歌”」、「“濱田の楽園”」等と評された。本年夏頃、続編をリリース予定。
著書「歌の心を究むべし」(アルテスパブリッシング)
古楽アンサンブル≪アントネッロ≫主宰。

【受賞歴】
2005年 第7回ホテルオークラ音楽賞
2015年 第28回ミュージック・ペンクラブ・ジャパン音楽賞(室内楽・合唱部門)
2015年 第14回佐川吉男音楽賞
2019年 第6回JASRAC音楽文化賞
2020年 第50回ENEOS音楽賞 洋楽部門 奨励賞
2020年 第17回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞(詩劇≪オルフェオ物語≫)
2021年 第53回サントリー音楽賞
2021年 第19回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞(オペラ≪ジュリオ・チェーザレ≫)

●中山美紀(ソプラノ)
神奈川県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院独唱専攻修了。卒業時にアカンサス音楽賞及び同声会賞を受賞。全日本学生音楽コンクール、国際古楽コンクール〈山梨〉、スペイン国際音楽コンクール等で上位入賞を果たす。第24回ABC新人音楽賞受賞。
在学中より宗教曲のソリストとして活動をはじめ、モンテヴェルディ《聖母マリアの夕べの祈り》、ヘンデル《メサイア》、J.S.バッハ《ロ短調ミサ曲》《マタイ受難曲》、ロッシーニ《小荘厳ミサ曲》、ブラームス《ドイツ・レクイエム》、マーラー《交響曲第4番》等幅広い作品をレパートリーとして全国各地で演奏している。舞台作品では2022年日生劇場《アラジンと魔法の音楽会》をはじめ、アントネッロ《オルフェオ物語》プロゼルピナ役、《ジュリオ・チェーザレ》クレオパトラ役等にて出演。読売・朝日新聞各紙や音楽雑誌等で高く評価された。現在声楽を中嶋俊晴氏に師事。

●中嶋克彦(テノール)
福岡教育大学音楽科卒業。東京藝術大学大学院修士課程オペラ科修了。同大学院博士課程オペラ科修了、博士号取得。2012年より文化庁在外派遣研修員としてドイツに1年間留学、マインツ音楽大学のバロック声楽コースにて研鑽を積んだ。第50回東京藝術大学大学院オペラ定期モーツァルト『コシ・ファン・トゥッテ』のフェルランド役でオペラデビュー。その後、チマローザ『秘密の結婚』(パオリーノ)、モーツァルト『魔笛』(タミーノ)、ロッシーニ『セビリャの理髪師』(アルマヴィーヴァ伯爵)、ヴェルディ『椿姫』(アルフレード)『ファルスタッフ』(フェントン)など、また新国立劇場においては、R.シュトラウス『サロメ』、ビゼー『カルメン』、プーランク『カルメル会修道女の対話』などに出演するほか、コンサートや宗教曲のソリストとしても定評があり、清々しい美声と確かな歌唱力で好評を博している。

●上羽剛史(オルガン)
桐朋学園大学、アムステルダム音楽院を経て、ミラノ市立音楽院を褒賞付最優等の成績を得て卒業。これまでにオルガンと室内楽をロレンツォ・ギエルミ、チェンバロを渡邊順生、メンノ・ファン・デルフト、通奏低音をクリス・フェルヘルストの各氏に師事。ヨーロッパ各地でラ・ディヴィナ・アルモニア、イ・ポメリッジ・ムジカーリなどのアンサンブルと共演。古楽音楽祭「アルテ・ムジカ・ミラノ」においてソロリサイタルを行い好評を博したほか、オルガニストとしても数多くの演奏会を行う。 第1回ミラノ国際チェンバロコンクール入選。第4回「プレミオ・セリーファ」国際古楽室内楽コンクール通奏低音奏者賞。2019年夏に完全帰国し、日本での演奏活動を本格的に再開している。