コンサート情報

2023年10月18日(水) 19:00開演(18:30開場)


ヤコブ・ファン・エイク
「笛の楽園」濱田芳通

起きろ、起きろ、狩へ行くぞ!~リコーダー・カルテットによる~

  • 託児

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logo_ah.gif朝日新聞社/浜離宮朝日ホール

出演

リコーダー   濱田芳通(音楽監督)
リコーダー   浅井愛、織田優子、大塚照道
リュート    高本一郎
パーカッション 和田啓

濱田芳通ⓒATSUKO ITO(Studio LASP) (左下から)浅井愛ⓒStudio☆DiVA 織田優子 大塚照道 高本一郎 和田啓
濱田芳通ⓒATSUKO ITO(Studio LASP) (左下から)浅井愛ⓒStudio☆DiVA 織田優子 大塚照道 高本一郎 和田啓

内容

古楽アンサンブルアントネッロのリーダーで、リコーダー・コルネット奏者の濱田芳通が、ヤコブ・ファン・エイクによるリコーダーの大規模作品を2日間に渡り演奏。

「笛の楽園」は、約150曲というリコーダーのために作曲された作品集としては最大規模。当時の流行歌や民謡、舞曲に基づく楽曲は、エンターテイメント性も兼ね備え、魅力的なメロディや巧みな描写はリコーダーを学ぶ人のみならず、誰でも楽しめる。

18日はリコーダー・カルテットが登場。濱田ならではの躍動感と生命力に満ちた演奏を届ける。

 

【演奏予定曲】

ヤコブ・ファン・エイク:

◎戦争
◎気狂いシメン
◎ファンタジア 
◎キットのアルマンド
◎おいおい起きろ、私のビーグル犬とグレイハウンド犬
◎あの頃の私は愛に溺れていた ほか 

*曲目は変更になる場合がございます。

 

10/17(火)「わが心の灯 ~リコーダーと声楽による~」はこちら
 
   

■公演に向けて ~メッセージ動画が届きました!!~

是非ご視聴ください♪ 動画は《こちらをクリック》

 

■公演に寄せて ~メッセージ~

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「笛の楽園」とは一体どのような所なのでしょう?それは天国にあるのでしょうか?そこではどんな笛の音が鳴り響いているのでしょうか?

「笛の楽園」は17世紀オランダの盲目の音楽家ヤコブ・ファン・エイクが出版した、リコーダーの為の曲集のタイトル。彼の思い描いた「笛の楽園」は当時のヒットソングを変奏しながら、思いっきり楽しく、時には憂いを帯びて幻想的に繰り広げられ、これこそ天上の音楽!という気がしてなりません。

17世紀のオランダと言えば、日本とも交流がありました。当時のオランダ人は日本の着物や陶器の大ファンだったことをご存知ですか?そして「笛の楽園」の元となった歌曲の数々は、もしかしたら長崎の出島などで奏でられ、我々の先祖が耳にしたかも知れません。

さて、皆様も天国に行かれる時、学校で吹いたリコーダーを一応持参しましょう!そうすれば「笛の楽園」に辿り着けるかも知れません。そこで耳にする「音」はその昔、浜離宮で聴いたな...、そんな風に思って頂けるよう頑張ります! 

濱田芳通

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【掲載情報】Interview

ぶらあぼONLINEにインタビュー記事掲載中!是非ご覧ください。
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チケット価格

各¥5,000、2日間セット券¥9,000(全席指定・税込)

チケット申し込み

朝日ホール・チケットセンター
TEL:03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)
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公演に関するお問い合わせ

朝日ホール・チケットセンター03-3267-9990(日・祝除く10:00~18:00)

出演者プロフィール

濱田芳通(リコーダー/音楽監督)

我が国初の私立音楽大学、東洋音楽大学(現東京音楽大学)の創立者を曾祖父に持ち、音楽一家の四代目として東京に生まれる。リコーダーとコルネット(ツィンク)のヴィルトゥオーゾとして唯一無二の存在感を放つ。国内外において多数のCDをリリースし、いずれも高い評価を受けている。近年では2022年秋に、本公演のテーマでもある17世紀最大の管楽器集「笛の楽園」から抜粋盤(KKC090)をリリース。レコード芸術誌<特選盤>に選出され、「内的なリズムのエネルギーと躍動感に満ちた“歌”」、「“濱田の楽園”」等と評された。本年夏頃、続編をリリース予定。
著書「歌の心を究むべし」(アルテスパブリッシング)
古楽アンサンブル≪アントネッロ≫主宰。

【受賞歴】
2005年 第7回ホテルオークラ音楽賞
2015年 第28回ミュージック・ペンクラブ・ジャパン音楽賞(室内楽・合唱部門)
2015年 第14回佐川吉男音楽賞
2019年 第6回JASRAC音楽文化賞
2020年 第50回ENEOS音楽賞 洋楽部門 奨励賞
2020年 第17回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞(詩劇≪オルフェオ物語≫)
2021年 第53回サントリー音楽賞
2021年 第19回三菱UFJ信託音楽賞 奨励賞(オペラ≪ジュリオ・チェーザレ≫)

●浅井愛(リコーダー)
上野学園大学音楽学部器楽科リコーダー専門卒業。東京藝術大学大学院音楽研究科器楽専攻修了。2005年よりロータリークラブ国際親善奨学生としてミラノ市立音楽院に留学。2007年、最高点・褒賞付きで修了。リコーダーを島田曉子、田中せい子、山岡重治、濱田芳通、ダニエレ・ブラジェッティ各氏に師事。現在、上野学園中学・高等学校音楽科、玉川大学芸術学部芸術教育学科非常勤講師。趣味はラグビー観戦、水泳とマラソン。東京マラソン2015、大阪マラソン2015に挑戦し完走した。ウィスキー検定3級取得。初のソロCD『愛のリコーダー~ルネサンスとバロック期のイタリア・リコーダー音楽~、Il Flauto dolce e Amoroso-Musica italiana per flauto dolce del Rinascimento e del Barocco』(コジマ録音ALCD-1204)音楽現代推薦盤がある。◎浅井愛公式ブログ『Ai's Recorder Site、 https://sopranino.exblog.jp/』にて日々の活動、演奏会情報を発信している。


●織田優子(リコーダー)
大阪音楽大学音楽学部作曲学科楽理専攻卒業。在学中より古楽、北欧伝統音楽の分野で演奏活動を始める。アルバム Shanachie「Sally Garden」(2005)、「time blue」(2011)、Lokki「Lokki」(2017)の他、井波陽子「手紙」(2012)、かとうかなこ「華やかなる日」(2013)などのレコーディングに参加。これまでに、神谷徹、向江昭雅、濱田芳通の各氏に師事。2008年~2014 年、大阪音楽大学音楽学専攻助手。また、スウェーデンの伝統音楽をヨーラン・モンソン、ダン・ルンドベリ、マッツ・ベリルンドらから学び、ヨーラン・モンソンが故郷ハヴェロで主宰している「フォーク・フルート・アカデミー」の日本支部の運営を任されている。


●大塚 照道(リコーダー)
上野学園大学・演奏家コース(リコーダー専門)を卒業。在学中は協奏曲演奏会にソリストとして抜擢され、下野竜也氏指揮の下G.Ph.テレマンのリコーダー協奏曲を演奏、「音楽の友」誌上ほか各所にて好評を博したほか、特待生、福島育英会奨学生として手厚い支援を受ける。第27回山梨国際古楽コンクール本選出場。リコーダーを比田井裕、太田光子、山岡重治の各氏に、古楽アンサンブルと通奏低音を櫻井茂、金子浩、戸崎廣乃の各氏に師事。 K.ブッケ、W. van. ハウヴェ、L.ホルシュらのマスタークラスを受講。「東京・春・音楽祭」「東京リコーダー音楽祭 」「草加国際ハープフェスティバル」などに出演。リコーダーアンサンブル《ラ・ルベルティーナ》、古楽アンサンブル《プティ・ヴィオロン》メンバー、《東京古楽団》《コントラポント》などに参加。2021年7月には東京オペラシティ・近江楽堂でソロリサイタルを開催。東京リコーダー協会講師。


●高本一郎(リュート)
フランス国立ストラスブール音楽院にてリュートを学ぶ。国内外の著名な音楽家と共演を重ね、ヨーロッパ、アジア諸国で公演多数。’08年ルーヴル美術館にてソロ公演。フランス及び国内のTV・ラジオ出演、オぺラ、バレエ、能狂言、歌舞伎、演劇、落語、講談、朗読の舞台に参加。国内外の音楽祭、オーケストラ公演に度々招聘される。NHK時代劇、映画音楽、CM音楽、アニメ番組、ジャズ&ポップスなどのレコーディングに演奏と作曲&編曲で携わる。リュートの新しい魅力を引き出すべく作曲活動にも専心。リリースした多くのCDは「レコード芸術」特選盤、フランス&英国のラジオ放送、フランスリュート協会推薦盤、ANA国際線機内オーディオ&AIR-DO機内テーマ曲、TOKYO-FMのラジオ番組テーマ曲に取り上げられるなど、国内外で高評を得る。大阪音楽大学付属音楽院講師。『読売ギターコンクール』銀賞受賞。


●和田啓(パーカッション)
幼少の頃から学んだ江戸里神楽・バリガムラン・アラブ音楽をもとに独自の音を表現する打楽器奏者。演劇・ミュージカルなどの作曲さらには演出も手掛ける。国際交流基金招聘によるウード奏者常味裕司氏とのエジプト公演、ノースシージャズフェスティバルにピアニスト佐藤允彦氏率いる「SAIFA(サイファ)」のメンバーとして出演など、海外公演も多い。2019・21年にニューヨーク・カーネギーホールに出演、委嘱曲『タイトロープ』にて世界的ベーシスト、ロン・カーター氏と共演を果たす。主な作曲作品は劇団四季「南十字星」、劇団青年座50周年記念「諸国を遍歴する二人の騎士の物語」、「ドン・キホーテ」(SPAC)、「ペリクリーズ」(欧州4カ国公演)、ミュージカル版「モモ」(劇団ひまわり)、能登演劇堂ミュージカル「たぬき御殿」、俳優座70周年記念「四谷怪談」等他多数ある。22年自身演出の新たな総合舞台芸術「今様神楽」を公演、好評を博す。