浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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タンゴやクロスオーヴァーも三浦一馬率いるキンテート2021年はピアソラの生誕100年のアニヴァーサリーということで、バンドネオン奏者の(7月6日)でのコンサートにも注目が集まりそうだ。アルゼンチン・タンゴの革命児であり、クラシックの音楽家たちにもオマージュされてきたピアソラの音楽。その真髄を存分に味わえる「ピアソラ・ベスト」的なプログラムを、精鋭揃いのプレイヤーたちが「今」の感覚で表現する。絶大な人気を誇るピアノ・トリオのHZETTRIO(7P)スト&ヴァイオリニストのサラ・オレイン(8P)は、いずれもホールのオープニングを記念した特別ヴァージョンのコンサートを行う。ジャンルにとらわれない音楽で、スリリングなインタープレイに感嘆したり、癒しの歌声に心洗われたり、リラックスできるひとときになることだろう。、ヴォーカリHZETTRIO©井村重人三浦一馬サラ・オレインヴィルトゥオーゾたちの「今」を聴く田部京子が浜離宮朝日ホールで開催してきたリピアニストのサイタル・シリーズ「シューベルト・プラス」も第7回(6P)を迎える。今回はシューベルトのピアノ・ソナタ第4番に、ショパンのピアノ・ソナタ第2番「葬送」、そしてシューマンの「クライスレリアーナ」というプログラム。透徹したピアニズムで描かれるロマン派の濃密な世界を堪能したい。2007年のチャイコフスキー国際コンクール優勝以来、若きヴィルトゥオーゾとして第一線をひた走ってきたヴァイオリニストの神尾真由子は、学生時代からの仲間たちとともにボッケリーニとシューベルトの弦楽五重奏を奏でる(4P)。気のおけない友人であり、日本を代表するトップ・プレイヤーでもあるメンバー同士の音楽による会話は、室内楽の愉しみを存分に感じさせてくれるに違いない。ミシェル・ダルベルト(13P)は、ショパンを中心に、モーツァルト、シューマン、リストというプログラム。アルフレッド・コルトーの愛弟子、ヴラド・ペルルミュテールのもとで研鑽を積んだフレンチ・ピアニズムの継承者であるダルベルトの円熟の境地を味わう。のリサイタル3©AkiraMuto田部京子©MakotoKamiya神尾真由子©CarolineDoutreミシェル・ダルベルト


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