浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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田部京子ピアノ・リサイタルシューベルト・プラス特別編《ベートーヴェン生誕250周年記念》12/16(水)19:00¥5,3009/16(水)発売生誕250年にベートーヴェンを奏でる日本を代表する実力派ピアニスト田部京子が、シューベルトを軸にドイツ・ロマン派の音楽を追い求めるリサイタル・シリーズ「シューベルト・プラス」。今回のプログラムは、シューベルトが生涯敬愛していたというベートーヴェンの生誕250年を記念した特別編。彼のピアノ・ソナタ全32曲のうち晩年に作曲され、後期3大ピアノ・ソナタとも称される3曲を一挙演奏する。これまでのリサイタルでも喝采を浴びてきた待望のプログラム。2015年に発売された同曲を収録したCDは、今でも音楽ファンの高い評価を得ている。田部の繊細かつ緻密に構築された凛とした美しい音色で、ベートーヴェン・イヤーを締めくくる。©AKIRAMUTOシューベルト:アダージョホ長調D.612ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調Op.109、第31番変イ長調Op.110、第32番ハ短調Op.111「今回は、シューベルトの小品、アダージョD.612で幕明けです。そして、シューベルトが生涯敬愛の念を抱き、この日250歳の誕生日を迎える主賓ベートーヴェンを招き入れます。常に革新と共に変遷を遂げた32曲に及ぶピアノ・ソナタの終着点、第30番・第31番・第32番は、ロマン派への架け橋でもあり、絶望、苦悩、歓喜などが明確に表現されるベートーヴェン作品の中において、それらを超越する境地に達したかのように崇高で、慈愛に満ちた人間ベートーヴェンの深淵な魅力を湛えた傑作です。苦悩を経た後に希望と救いを…という後世への祈りとも思える至高の音楽を通じて、楽聖の記念すべき一夜を皆様とともに過ごせますように切に願います。」(田部京子)4


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