浜離宮朝日ホール|朝日ホール通信

1992年オープンの室内楽専用ホール。特にピアノや繊細なアンサンブルの音色を際立たせる設計でその響きは世界でも最高の評価を受けています。


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木嶋真優©KINYAOTA(MILD)辻彩奈©MakotoKamiya辻本玲9月2日は「魅惑のチェロクァルテット」と「宮田大プロイタリア語の“AGIO=快適な”という言葉どおり、誰デュースコンサート《四季》」。もが気軽に足を運んで、多彩な音楽のパッションに触れることができる、そんな心地良い空間になることだろう。宮田チェロクァルテットの方は、クァルテット・エクスプローチェというチェロクァルテットでも活動している辻本さんと一緒にプログラムを考えています。1stチェロだけでなく、どのパートも難しい曲ばかりなので、メンバー同士でパートをチェンジしながら演奏する予定です。いろいろな角度から、サラウンド効果のようにチェロの響きを味わっていただけたらと。《四季》の方では、ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」(弦楽三重奏版)とヴィヴァルディの「四季」のほかに、僕が無伴奏で「荒城の月」や「星めぐりの歌」といった日本の歌をお届けしようかなと構想中です。横溝ヴィヴァルディの「四季」は、今回の編成に合わせて内門卓也さんに編曲をしていただきました。原曲はヴァイオリン協奏曲ですが、すべてのパートにソロがあるように書いていただいたので、どうぞお楽しみに。9月3日は「ファミリーコンサート《ピーターと狼》」と「クロージングコンサート《AGIO》」。横溝プロコフィエフの「ピーターと狼」も、今回の編成用に新たに編曲しています。僕にも小さな子どもがふたりいるのですが、音楽好きのお母さん、お父さんがコンサートを楽しむのって、今の日本では至難の業ですよね。このコンサートは0歳のお子さんから入場できますので、ぜひご家族揃ってお出かけください。宮田クロージングコンサートはフェスティバルらしく華やかに、みんなが集まって笑顔満載で弾けるような弦楽六重奏で、お客さんとの一体感を感じたいですね。横溝じつは、このフェスティバルでひとつ決めていることがあって、それは弦楽四重奏はやらないということなんです。常設の弦楽四重奏団というのは本当に職人技の世界で、血の滲むような努力をしていることを僕も宮田さんもよく知っているだけに、このフェスティバルでは、即席の弦楽四重奏は入れずに、さまざまな編成で室内楽の魅Bunkamuraオーチャードホール×浜離宮朝日ホール共同企画ORCHARDPRODUCE2023宮田大&横溝耕一が贈る室内楽フェスティバルAGIO5/20(土)発売オープニングコンサート《トリオの調べ》9/1(金)19:30※19:00〜プレトーク¥7,000出演:木嶋真優(ヴァイオリン)、横溝耕一(ヴィオラ)、宮田大(チェロ)ベートーヴェン:弦楽三重奏曲ハ短調Op.9-3モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調K.563ほか魅惑のチェロクァルテット9/2(土)13:00¥5,500出演:宮田大、辻本玲、佐山裕樹(チェロ)ほかポッパー:演奏会用ポロネーズOp.14ピアソラ:オブリビオン、リベルタンゴJ.S.バッハ:シャコンヌ(BWV1004より)ほか宮田大プロデュースコンサート《四季》9/2(土)18:00¥7,000出演:木嶋真優(ヴァイオリン)、横溝耕一(ヴィオラ)宮田大、辻本玲、佐山裕樹(チェロ)ほかピアソラ:ブエノスアイレスの四季(弦楽三重奏版)ヴィヴァルディ(内門卓也編):四季ほかファミリーコンサート《ピーターと狼》9/3(日)10:30¥1,500出演:木嶋真優(ヴァイオリン)、横溝耕一(ヴィオラ)、宮田大(チェロ)西尾真実(ピアノ)、天野陽子(朗読)プロコフィエフ:ピーターと狼※0歳から入場可。3歳未満は保護者1名につき子ども1名まで膝上鑑賞可(チケット不要)。3歳以上は要チケット。※おむつ替え台、授乳スペース、ベビーカー置き場あり。クロージングコンサート《AGIO》9/3(日)14:00¥7,000出演:木嶋真優、辻彩奈(ヴァイオリン)、横溝耕一、戸原直(ヴィオラ)宮田大、辻本玲(チェロ)ブラームス:弦楽六重奏曲第1番チャイコフスキー:フィレンツェの思い出力を発信できたらと思っています。問Bunkamura03-3477-32443


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